環境問題と私。少しずつしかできないけれど…

環境問題と私。少しずつしかできないけれど…

 

 

皆さんは、今、地球の環境がどのような状態かご存じですか?

恥ずかしい話ですが、私はたまたま見たニュースや紙面で、ごくささやかな情報を見聞きする程度で、

「ふ~ん、なんか地球やばいじゃん・・・」くらいにしか感じていませんでした。


地球の住人として本当に無責任(苦笑)


そうは思いつつ、子育てや仕事に追われる中で、環境問題に深く向き合う余裕はなく。。家庭でのごみの分別やエコバックの利用は家事の一環として無意識のうちに行っていましたが、環境への責任を真剣に考えたことはありませんでした。



この度、吸水ショーツの開発に携わることとなり、前々から気にはなっていた環境問題について調べている中でまず「海洋汚染」がとても気になるようになったのです。


海の豊かさに危機が及んでいる大きな課題として、ペットボトルやビニール袋などのプラスチックの廃棄による汚染が挙げられますが



なんと、海に捨てられるプラスチック 

第5位は「生理用品」 



驚きと同時に、あれ?と、不思議にも感じました。


私は、可熱ごみとして出しているのに何故??



調べてみると、地域や国によって、廃棄の方法は異なるようで、さすがに衛生上の問題でリサイクルはできないとの事(そうですよね)可熱でも問題多そうなのに、投棄となると・・・。




え?どこに捨ててるの???



少し怖くなりました。







“女性の生理用ナプキン。ナプキンもタンポンにも、原料にプラスチックを含んでいて、多くの生理用品はリサイクルされることなく捨てられ、一部は海に投棄される。

「生理用品が消費するプラスチックの量」といわれても、ピンとこないだろう。女性は平均で40年間、生理を経験する。月に1度、5日間ほど出血があり、期間中に20枚のナプキンを消費する。※個人差有

つまり、1人の女性が9,600枚のナプキンを人生で使う試算になる。1つのナプキンに含まれるプラスチックの量は、レジ袋4枚分程。女性は生涯で、38,400枚ものレジ袋に値する量を消費しているようなものだ。

ここまで大量のプラスチックを使用している生理用品だが、プラスチックごみ問題ではあまり触れられていない。その理由は主に2つ。ひとつは、強いタブー意識だ。そもそも、タブー(taboo)という言葉は、ポリネシア語で月経(生理)を意味するtabuから来ている。月経を大っぴらに語ることは、世界各地で恥ずかしいこととされてきた。

日本でも月経は穢れとされ、女性は生理中「月経小屋」と呼ばれる小屋で過ごすよう強制されてきた。この風習は地域によって1970年代まで残っていたというから、決して昔のことではない。

大阪で昨年開催されたG20においても、生理用品から生まれるプラスチックごみについては報道されなかった。繰り返すが、生理用品は海洋プラスチックごみの5位に君臨するアイテムだというのに、である。「語るようなものではない」というタブー意識が、ナプキンやタンポンをプラスチックごみ問題からも、遠ざけてきたというわけだ。”

(PLASTIC FIGHTERS JAPAN コラム 一部引用)

 

おいおい…。そこは良くて、ここはダメ。とか言ってる場合じゃないだろう…。

 

でも確かに。

 

世界の大切な事を、(特に日本では政治家の約90%も)多くの割合を占めている男性で集まって話してるから、問題発言にされそうで誰も触れたくないんだろうなあ…と、「タブー意識」とやらを、納得せざるえない私。。

 

この、海洋への投棄問題。ペットボトルやビニール袋については、使用・投棄を減らす活動をしたり、より地球に優しい資源へのシフトなどは目に留まりやすいですが…5位の問題である生理用品に関しては、今日もまたどこかの誰かしらは生理なわけで、日々、生理用品のごみは出続けるわけです。

 

 

 

私も、吸水ショーツの開発に携わらなければ、これまた、「仕方ないよねー」な問題だったわけですが、

amwの吸水ショーツ開発をきっかけに海洋汚染と生理用品の衝撃的な関係と現状を知り、

一人の女性として、子を持つ母として、環境問題を自分ごととして捉えるようになりました。

 

こんな無責任な地球の住人の私にもできることあるのかも…となんか根拠のない希望を感じ、嬉しくすら思ったりして、吸水ショーツを絶対にもっと世に出して使用して頂きたい!と強く願うようになりました。

 

 

3年近くかかった開発期間、確実に生理用品の購入、使用が減ったと感じています。

吸水ショーツを1日使用すると、私4枚~8枚程度のナプキンを使用していないのですよ…。

生理は始まったのに、ナプキン入れるBOXにほぼごみが出ていない...!

 

 

 

 

体調や、その日の活動内容によって、吸水ショーツを毎日使用することは難しいかもしれないけど、

世界中の女性が、生理中に1日だけでも吸水ショーツを使用できるようになれば、それだけでもこの海洋プラスチックごみを減らしていける。そう、少しずつでいいから、タブーにしないで取り組んでいけたらいいな。

1人の“少しずつ”が“たくさん”に変われば良いな。と願っています




まずは偏見を持たないための知識、男性にも生理を知ってもらうなどの男性の意識改革、

女性の身体についての知識を共有する。

生理、妊娠、出産、閉経によって生じる変化や負担についての適切な性教育

などが必要と感じるけど、これはまた次回以降のテーマとしてここまでにしておきます。 

 

私たちのためにも、次世代のためにも、地球のためにも。

より良い方向へと進めるように、みなさんと一緒にお話しできればなと思います。

これからどうぞよろしくお願いいたします。


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